インターネットサービスで「落ちてはならないサービス」という要件がある場合、サービスを落とさないためにあらゆる点で冗長化をおこない、一定の予算と期間をかけてシステムを構築する必要がございます。しかし、インターネット配信はそれでも「100%安全です」となりません。
そのような現状のなかで弊社からご提案できる対策として以下の方法がございます。
【お客様側で行える対策】
- エンコーダーを2重化する:エンコーダー、エンコードパソコンの障害対策。
- 回線を2重化する:インターネット回線、プロバイダーの障害対策。
- ビデオグプレイヤーSDKをお客様サーバーに設置する。:ビデオグのウェブサーバーの障害対策。
【ビデオグ側で行える対策】
- 占有オリジンサーバーを2台構築し別々のデータセンターに配置する:データセンター障害対策。
※別々のエンコーダーから同時に2カ所のデータセンターに映像を送信します。 - CDN(専有分散サーバー)を別々のCDN会社で2重化する。:CDN障害対策。
上記ビデオグ側の対策を実現しますと、月額の予算感としてはおおよそ20万円(税込)~のご予算感です。またこちらの対策は提供実績もございます。ご希望のお客様は、見積を作成いたしますのでサポートまでご相談ください。
【別サービスで行える対策】
もう一つの方法としては弊社サービスとは全く別の配信サービスも契約しておき、2社の配信サービスで同時配信を常に行っていく方法です。こちらは万が一A社の配信サービスで障害が発生した場合は、B社の配信サービスにすぐに切り替えるイメージです。
1社で冗長システムを構築しますと高額になってしまう傾向なので、全く異なる配信サービスを常に同時に利用していれば、低コストに冗長化できる場合もございます。
例)メインでビデオグ、サブでYoutubeなど。
以上となります。
弊社のこれまでのインターネット配信の経験上では、弊社システムも含めて「100%安全なシステムはない」ということになります。世界的な企業でもサービスダウンは必ずあります。そして落ちた時にどの様な対策を取っているかが大切かと思います。
上記内容をもとにお客様にとって必要なシステムをご検討いただければ幸いです。