テスト配信では上手くいき、且つプランの制限を超えていないにもかかわらず、本番時にライブ配信が上手くいかないというケースでは、ネットワーク構成・性能の問題が疑われます。
【原因】
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配信者と視聴者が同じインターネット接続回線を使っている
→複数の視聴者により回線帯域が圧迫され、配信者からビデオグサーバーへデータの送信に遅延が生じます。
また、サーバーからのデータの視聴にも遅延が生じます。 -
無線LAN(Wi-Fi)を使用している
→Wi-Fiは名目帯域が大きくとも、実質帯域が低くなりがちで混雑の影響も受けやすいです。
→無線LANでのご利用且つ配信者と視聴者の利用する回線が同じだった場合、更に繋がりにくくなります。〈例〉有線で名目100Mbps→(80%)実質80Mbps→混雑時(50%)40Mbps
無線で名目100Mbps→(50%)実質50Mbps→混雑時(20%)10Mbps -
複数の視聴者が1つの回線を共有している
→事務所の同一LANから多数の視聴を行い、ネットワーク経路の途中のHUBがボトルネックになるケースもございます。
→配信者からサーバーへの送信はできていても、視聴に十分な帯域がないと遅延が生じます。 -
配信ビットレートが高すぎる
→上記全ての項目はエンコーダーに設定のビットレートが高いほど顕著になります。
【対処方法】
- 配信PC/エンコーダーと視聴者が同じインターネット接続回線を使っている場合、分けて別の回線を利用する。
- 無線(Wi-Fi)ではなく、有線LANを使用する。(特に配信PC/エンコーダー側)
- 視聴者が1つの回線を共有している場合、人数を減らすまたは視聴用インターネット回線の帯域を増設する。
- 配信ビットレートを下げる。