◯主な原因
こちらは1ヶ所の拠点で視聴していた場合、視聴側のネットワークがパンクしている可能性がございます。
単一のインターネット回線で、それを共有する多人数で同時視聴した場合に、実際の同時接続数が多くなくても、再生がなかなか開始しなかったり、スムーズに再生できないことがございます。
◯確認事項
- 視聴環境のネットワークが多人数の動画視聴に耐えうるネットワークになっているか。
- メインルーターで利用可能なトラフィックの確認は取れているか。
- 多くの視聴者がアクセスする、フロアのスイッチ等のネットワーク機器のトラフィック性能は問題ないか。
◯必要帯域の計算式
- 低画質時(標準画質):500Kbps×人数
- 高画質時(フルHD):3Mbps×人数
例:同時視聴人数が100名の場合
- 低画質時(標準画質):500Kbps×100名=50Mbps
- 高画質時(フルHD):3Mbps×100名=300Mbps
◯例:企業内ネットワークの場合
企業内で同時に多数の社員が視聴する場合、ビデオグのインフラより先に社内のネットワークがパンクする可能性があるのご注意ください。
下記図を例にすると仮に「A社で50人同時に見ました。」といった場合に、「2Fフロアでは全員みれたのに、1Fでは映像がカクカクしてみれなかった。」という様なケースがあります。この場合は、1Fのフロアのハブが速度が出ていなかった事になります。「1Fでも2Fでも見れなかった。」という場合は、そもそもメインのルーターの速度が十分に出ていなかった可能性があります。
その場合、まずはメインルーターのトラフィック許容量の確認、及び各フロアスイッチなどで問題となる機器がないか確認してもらうのが有効です。例えば、メインルーターが100Mbpsの回線であれば、他の業務等でも利用しているので、配信用の帯域としては50Mbps程度の速度しか利用できなかったりするケースもございますので、実質どの程度の速度を利用できるネットワークであるかという部分をご確認ください。